タイについて(屋台編)
タイ|
2006-05-27(土) 21:39
「タイについて」シリーズ3回目。今回はバンコクの町中で日本の自動販売機並みにたくさん見られるという屋台についてhideandseekに聞きます。インタビュアーはおなじみ,目黒川俊郎先生です。
(屋台編)
(タイで買い集めたお守り)
上段のようなもの(ケース入り)はコレクションの対象となっていて
物によってはかなり高値で売買されている。
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- 目黒川:
- いよいよ鬱陶しい季節でんな。
- hideandseek:
- こんにちは。
- 目:
- あんさんに今日はタイの屋台の話を聞けいうことやから,あんじょうたのんまっせ。
- h:
- こちらこそ。話は違いますけど目黒川先生,お酒は飲まれますか?
- 目:
- そやなー,今は人並みやろか。若い頃はアホみたいに飲んだこともあったけどな。
- h:
- じゃ,一気飲みなんかも・・・
- 目:
- あんさんがたの時代と違ごて物が無かったさかい,そんなもったいない飲み方はせんかった。
- h:
- そうですよね,お酒は味わいながら静かに飲みたいですね。
- 目:
- そやなー,塩辛で燗酒なんてええなぁ。
- h:
- 八代亜紀の歌にもありますね,お酒はぬるめの燗ががいい〜♪,肴は炙ったイカでいい〜♪,なんて。
- 目:
- あんさん,八代亜紀好きでっか?
- h:
- 演歌はちょっと・・・。あっ,カラオケですか?ん〜,どっちかと言えばポップス系が好きですね。十八番としては槇原敬之の「ナンバーワン」と「足音」,久保田利伸の「ラララ・ラブソング」,それからちょっと古いですけど浜田省吾の「悲しみは雪のように」,デュエットならば鈴木雅之&菊池桃子の「渋谷で5時」。え?みんな古い?じゃ少し新しいところで東京スカパラダイスの「銀河と迷路」とか,ちょっと無理があるけど「全力少年」とか・・・
- 目:
- あんさん,ほんまに喋らせると切り無いな〜。
- h:
- 先生が話を振るから・・・
- 目:
- 誰もカラオケのことなんか聞いてまへんで。
- h:
- そうだ,屋台の話に繋げるつもりで先生がお酒を飲むかどうか聞いたんだった。
- 目:
- バンコクの屋台とお酒がどう繋がるんでっか?
【のしイカ屋】- h:
- のしイカの屋台が出てるんです。
- 目:
- ほう,専門でっか?
- h:
- はい,屋台に竿を立てて大小のスルメを吊していて,それに何と言っても香ばしい香りがするんで遠くからでも分かる屋台なんです。炭火の七輪と手動のローラーのし機を積んで,炙ったスルメをその場でのしてくれます。
- 目:
- そら,うまそうや。
- h:
- 日本のスルメより味が濃くてビールのつまみにしたら最高なんです。でね先生,ローラーで作業してるおじさんにわざと話し掛けたりするんですよ。
- 目:
- どうしてでっか?
- h:
- おじさん,手元に集中しているんでちょっと気が逸れるとローラーに指挟んじゃってね,「いててっ!」なんてなるのが面白くて・・・
- 目:
- あんさんも人が悪いなぁ。次行きまひょか。
【メッキ屋】- h:
- 屋台に車のバッテリーとワイヤーブラシ,それに濁った水の入ったバケツをいくつか積んでましてね。電線の付いた棒で汚い水を掻き回しているだけだし,臭いも煙も無いんで一見,何やってんだか解らないんです。時計,メガネ,金属のアクセサリーなどに金銀のメッキをしてくれるんですけどね。
- 目:
- ほう,珍しい。日本ではそんな商売,見掛けまへんな。でも需要はあるんでっか?
- h:
- はい,一番は仏像ですね,タイは熱心な仏教国で一般家庭には必ず仏像がありますし,首にジャラジャラとたくさんぶら下げている人もいますから。

(タイで買い集めたお守り)
上段のようなもの(ケース入り)はコレクションの対象となっていて
物によってはかなり高値で売買されている。
- 目:
- それ,ええな。わて借金だらけやから真似しよかな。首が良く回りそや。
- h:
- はぁ,どうぞご自由に。タイ人は何でも金ぴかが好きみたいで,派手なゴールドの車もよく見掛けました。
- 目:
- その車も屋台でメッキしたんやろか。
- h:
- んなわけ無いやろ,って下手な漫才みたいになってきましたね。
- 目:
- ほな次。
【靴の修理屋】- h:
- 靴の修理屋さんなんですけど先生,駅前に出てる靴磨き屋さんを想像しませんでした?このごろ少ないですけど。
- 目:
- 靴磨きとちゃうんでっか?
- h:
- あくまで靴やサンダルの修理専門で,張り替え用の靴底,かかと,靴ひもなんか凄いバリエーションを持っていて,どんな形の靴底でも器用に切って取り替えてくれます。
- 目:
- ふ〜ん,手仕事をする人がいるいうことやな。
- h:
- はい,女性にもずごく人気の屋台でした。
- 目:
- それから?
【昆虫屋】※虫が苦手な方は飛ばして次の【焼きバナナ屋】をお読み下さい。
h:- 虫は虫でも標本ではなく佃煮や唐揚げを売っていて,好きな人は目を輝かせ,苦手な人は遠巻きに避けて通る屋台です。昆虫の豊富さや大きさはさすがに熱帯を思わせるものがあって,日本でもおなじみのイナゴを始めとして,名前は解りませんけどざざ虫大きくしたような虫,釣りエサのような虫,何かのさなぎ,カナブン,殿様バッタ,巨大ゲンゴローなどなど,あっ,サソリを忘れてました。とにかく見ているだけで楽しくなる屋台です。
- 目:
- ・・・ど,どこがやねん,さぶいぼ出てきたわ。
- h:
- あ,先生,苦手でした?食べるときのコツとして甲虫の場合,口に残ることがあるんで羽根と脚をむしり取ってから食べて下さい。それから味付けもいろいろ変えてあって・・・
- 目:
- 身体中,痒くなってきたんで次ぎ行ってんか。
【焼きバナナ屋】- h:
- じゃ,まともな食べ物系で焼きバナナ屋。読んで字の如く,皮をむいた小形のバナナを炭火で焼いて売っています。
- 目:
- それ,生で食べられへんバナナを焼いてるんかいな?
- h:
- そのままでもプリプリして充分おいしいですけど,焦げ目の付いた熱いバナナをハフハフしながら食べるといかにも南国!って感じしませんか?
- 目:
- まぁ,その場におれば実感できるかもしれんわな。
- h:
- 実は私,この焼きバナナ屋にすっげー感動してたんですよ。星飛雄馬の言葉を借りれば「俺は今,猛烈に感動しているっ!!」っていうくらいで。
- 目:
- 別に星飛雄馬を出さんでもええがな。
- h:
- 単純な素材に若干の手間と経費をかけ付加価値を創造するというところに,天然資源に恵まれない我が国日本の産業に通じるものを感じて,いつ見掛けても心が洗われました。
- 目:
- そんなもんかいな。
【豆屋】- h:
- 油で揚げた熱々の南京豆,そら豆,グリンピース,とうもろこしその他の豆類を売っています。食べたい豆を指差すと紙袋に詰めて塩と唐辛子,そしてネギをまぶしてくれます。
- 目:
- それ,うまそやなぁ。わての料理のヒントにさせてもらいまっせ。
- h:
- はい,ネギが何故か合うんです。因みに先生,揚げたそら豆はタイ語で「アッの豆」って言うんですけど解ります?
- 目:
- なるほど,確かに所ジョージが「アッ」いうてるのに見えまんな。
- h:
- はぁ,誰が言っても「アッ」は「アッ」ですけど・・・
- 目:
- あっ,さよか。ほな,あと一つくらい行きまひょか。
【果物屋】- h:
- 台の上にバナナを並べているだけのものから,いろいろな種類を一口サイズに刻んで氷で冷やして売っていいるものまで,果物屋と一口では括れないほど,いろいろな屋台が見られます。
- 目:
- 食後のデザートがどこでも食べられるちゅうことやな。
- h:
- はい,食べたいものを指刺せば大きな包丁でスパスパと器用に刻んでくれます。いろいろな屋台の包丁さばきを見比べるのも面白いですよ。
- 目:
- 南国だけに果物の種類も多いんやろな。
- h:
- はい,マンゴスチン,パパイヤ,マンゴー,パイナップル,スイカなどの定番商品は一年中あります。
- 目:
- 果物の王様と言われるドリアンなんかはどうでっしゃろ?
- h:
- あれは町中では見掛けませんでしたね。何しろ臭いがきつくてホテルや飛行機には持ち込みが禁止されているくらいですから。タイ人はドリアンと聞くと顔をしかめてましたよ。
- 目:
- お勧めの果物は何でっか?
- h:
- シャキシャキした食感と爽やかな甘みのションプー,断面が星の形のスターフルーツ,怪しげな外観だけどとても甘いランプータン,バニラ風味のシャカトウ,とても果物に見えない外観のドラゴンフルーツなどなど,きりがないですね。
- 目:
- ほんまやなぁ,わても今度,料理に南方のフルーツ使こてみまひょ。
- h:
- それじゃ,また次回。
- 目:
- 勝手に締めんといてんか。まだ落ちがついてないんやさかい。
- h:
- 落ちですか?果物だけにクダらない話でした,なんちゃって・・・
- 目:
- 自分で言うてどないするねん。そんじゃ今回はこのへんで。
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