三信ビル
雑記|
2006-04-06(木) 00:43
有楽町にある三信ビル。昭和5年に建てられたテナントビルで,外観は古ぼけた建物にしか見えませんが,中にはいると写真のような二層吹き抜けのアーケードや趣のあるエレベーターホールなど,現代の無味乾燥なビルにはない贅沢な雰囲気が漂っています。
所有者の不動産会社は老朽化したこのビルの取り壊しを公表している一方,建築関係者の有志による保存を提案するプロジェクトも立ち上げられていて今後の行方が気になるところです。

経費や時間を優先するならば取り壊して新しく建てるのが効率的なのは当然です。でも建物も文化の一翼を担っているものですから,昭和初期の建築様式を色濃く残しているこのビルのような建物を残して使って行くことは意義のあることでしょう。
公共建築では法務省赤れんが棟,神戸税関,保存改修の始まる東京駅のように明治,大正,昭和初期の建築物をリニューアルして使える状態で残していく手法が採用され始めていますから,技術的に難しい面があるにしても民間建築物でも法制度や税制面でのバックアップがあれば充分可能でしょう。
なんと言ってもこういう美しい建物は中に居るだけでほっとしますから,是非残して欲しいと思いませんか?





