第1回「お願い看板コンテスト」
雑記|
2006-07-11(火) 23:41
回復基調にある景気を反映してか,私の家に近くにも工事現場が増えてきました。普段は何の気なしに通り過ぎてしまいますが,いろいろ掲げられている看板を注意してみると工事の迷惑を詫びる,いわゆる「お願い看板」にたくさんのバリエーションがあることに気付き何枚か写真を撮ってみました。題して第1回「お願い看板コンテスト」
(1) この彼,近所迷惑を詫びるというよりも,上目遣いの表情からは相手の様子を窺いながら媚びを売ろうという,経験に裏打ちされた"したたかさ"が感じられます。しかも話の成り行きによっては後ろの紙袋からタオルの1本も出そうかという手つき。「何かあったらよろしく頼みますよ〜ん」
(2) これはまたイケメン系の彼。しかもダブルの作業服に白手袋(軍手か?)でキメめています。建設現場での必須アイテム,安全帯もバッチリ。苦情を言わせないためにはまず近所の奥様方を取り込もうという作戦か。
(3) こちらは瓜実顔に切れ長の目,歌舞伎役者風のルックスとキリリと締めたネクタイで実直な雰囲気を醸し出そうという作戦。しかしその昔の3K,格好悪いと言われることを最大の恥とする建築現場にしてはベージュの作業服に青色のヘルメットのセンスはマイナス3点。
(4) (2)と同じ大手ゼネコンの作品。このゼネコン,イケメン系にこだわりがあるらしく,同じ彼をあちこちの現場に出動させています。しかも今回は趣向を変えてヘルメットを脇に置けばそのままホストクラブのエントランスにも立てそうなポーズ。旦那に内緒で小金を蓄えた奥様でなくても思わずグッと来てしまいます。「いらっさいませ。」
(5) がらっと雰囲気が変わって,口から生まれてきました,と言わんばかりの彼がいきなり3つも約束しちゃってます。口は災いの元。ピシッと伸びた背筋で姿勢の良いことだけを褒めておきましょう。
(6) またまた雰囲気が変わって,「今年,山奥県から出てきますた。ちょっと寝坊すて髪が乱れておりやす。」編み上げ靴も凛々しく,頭を下げて回る姿に故郷のミヨちゃんもきっと涙していることでしょう。
(7) 出ました,工事現場にもやってきた時代の波,CG。しかも犬。さけて通れないIT化をこの看板に凝縮して表現しています。細密に描かれたオーバーオール風作業服,革ベルト,靴ひもなど,CGの表現力を最大限に生かしながらも鉄兜風のヘルメットに突っ込みどころを残すところなどは心憎い演出を感じさせます。
(8) 今回の「お願い看板コンテスト」の最優秀作品。アイコンタクトをしっかり取り,45°の最敬礼で,近所迷惑に対する謝罪と安全についての協力依頼を充分に表現しています。彼のふくよかな表情と脇に従えたパンダ風の駄犬が場を和らげる効果を上げるとともに,「知らん!」とは言わせないぞ,という強い意志さえ感じさせる見事な作品に仕上がっています。(第2回「お願い看板コンテスト」へ)





